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正月鏡殺し 感想 ネタバレ注意!

先月に、長い間読みたいと思っていた「正月十一日、鏡殺し」歌野晶午講談社文庫)を読みました。

結婚前から、歌野さん苦手かな?と思っていた私に
これ、読んでみたら?とよく名前を出していたのでした。


これより、その感想を書きたいと思います。
積極的にネタバレする気はありませんが、
感想に必要だと思ったところは書くかもしれませんし、
それ以外にも、未読の方には知りたくない情報が含まれている可能性があります。
ご注意下さい!!!






・盗聴
子どもの頃に、字の大きな本で楽しんだ探偵小説みたいなドキドキ感がよかったです!
でも、あの言葉からすぐにあの事件を連想してしまったので、
「実はあの暗号みたいな言葉はこれのことだったのだー!!」と言われても、
う〜ん、わかってたよ〜ってなってしまいました。
ちょっとだけ残念。


・逃亡者 大河内清秀
これって、あの有名な作品みたいな感じですよね??
ほら、あの、奇書と呼ばれるあの作品です。
そうすると、面白いのは面白いのですが、あの作品ほど徹底的にしていないし、
ちょっと残念ーってなってしまいました。
でも、こういうの嫌いじゃないですw


・猫部屋の亡者
ごめんなさい。これは、もう、最初から分かってしまいました。
ミステリ好きな人ならこれはわかるような・・・。
最後が、もう一捻りあって、これはとても良いなぁ・・・と
思ったんですけど・・・。


・美神崩壊
ああ、これはよかったです〜。
って、失礼!それは、ただの趣味ですねw
でも、趣味だけじゃなくて、ちゃんと裏切ってくれたりもしました。
入れ替え??って思ってたんですけど、そうじゃなくて、オチもきちんとあった。
かなり好きな作品です!


・プラットホームのカオス
こうなんだろうって思ってしまった・・・。
そこが残念だけど、こういう話嫌いじゃないので楽しく読めました。
もう少し長くして、細かく伏線をはってくれたらもっと私好みになったような気がします。
(あくまで好みの問題)


・正月十一日鏡殺し
ああ、これは、よかったです〜。
まず、暗い感じがする。登場人物の気持ちがみんな暗い。子どもも希望はもってるけど、暗い。
それから、グロい!殺しかた・・・というか、そのシーンのホラーのような怖さとグロさは、
とっても、私好みでした!
そして、なにより、エレガントだと思うのです。
こうなって、こうなって、ここでこう書いてあるから、ここにつながってるとか!!
正直ラストは、こうなるんじゃないかなーって思ってしまいましたけど、
それでも、しっかりと組み立てられてる感じが、ああ、そうそう、こういうのが読みたかったんだよ〜
って、嬉しくなりました。
旦那は、「この本はどんどん暗くなって、最後の話が最悪なんだ」と言っていましたが、
私にとっては、ちょこちょこ私好みの作品があって、最後が最高な本でした。



歌野さん、あんまり読んだことないのですが、今のところ葉桜が最強で、
あとは、やっぱりちょっと苦手だな〜と思っています。